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映画「そしてバトンは渡された」のバトンの意味は?2つの家族とは?ネタバレ有

引用:ワーナーブラザース

こんばんは♪くまオタkeimyデス(・ω・)☆

2018年出版 瀬尾まいこ先生の小説 そしてバトンは渡された

本屋大賞や紀伊國屋書店のキノベス等でも大賞を受賞し 累計発行部数100万部を突破した名作です

3人の継父・1人の継母・血の繋がらない親の間を「リレー」され 現在は4人目の父親と暮らす女子高生が成長していく様子を描いている小説です

2021年には 小説のヒットに加え 映画化されましたね!

この作品には 様々な心に残る言葉がたくさん出てきます あらすじを含め 自分なりの考察や解釈を記していきたいと思います

※この記事にはネタバレが含まれています

そしてバトンは渡された あらすじ

高校3年の森宮優子は 3歳になる前に母親を亡くし 優しい父 壮介と二人で暮らしています 泣きたい時も常に笑顔を降りまく優子は クラスでも浮いた存在でした ピアノが得意なわけでもないのに 卒業式には合唱のピアノ伴奏を押し付けられる様な女の子です

一方 小学生の少女みぃたんの家に 梨花という新しい義母がやって来ます 梨花は金遣いが荒い浪費家でお調子者ですが 気立てが良く みぃたんをとても大切にしました

みぃたんが小学4年生の時 実の父親である水戸秀平が 突然ブラジルに移住すると言い出し 妻の梨花は移住を拒否して離婚 梨花はみぃたんと離れたくない為 みぃたんを日本に残らせて 自分の旧姓である田中にしてしまいます

みぃたんが友達の影響でピアノに興味を持つと お金がかかる為 梨花は大金持ちの泉ヶ原という老人と再婚します泉ヶ原のお屋敷にはグランドピアノがありました 泉ヶ原はとても優しく みぃたんは大切されました

ところが梨花は セレブの生活が窮屈だと みぃたんを連れて家を出て行き またも新しい結婚相手を見つけます

この時 梨花が再婚した相手が中学時代の同級生である森宮壮介なのです 連れ子として森宮の姓に入ったみぃたんこそが 森宮優子の幼い頃の姿なのです

梨花はその後 森宮家からも出て行き 行方不明になっていました

同級生の早瀬賢人や 義父の壮介に励まされ 優子は何とか卒業式のピアノ演奏を成功させました 数年後 優子と早瀬賢人は再会し 結婚の約束をします

そんな優子の元へ 行方不明になっていた梨花から「実の父である水戸秀平が日本に帰っている」といった内容の手紙が届きました

その後 実の父である秀平と再会した優子の元へ 二番目の父である泉ヶ原から 梨花の死を看取った と知らせが届きます

実は梨花は以前から重い病気を患っており ブラジルに同行しなかったのも 優子を置いて失踪したのも 病気を隠す為だったそうです 再婚を繰り返した理由は 自分の死後 優子に最適な父親を捜す為だったのです

やがて優子と早瀬賢人の結婚式当日 式場には三人の父が揃っていました 三番目の父である壮介は「親達から渡されたバトンを しっかり受け取れ」と花婿の早瀬に優子を託します




映画「そしてバトンは渡された」 キャスト

森宮優子(演:永野芽郁)
義母の梨花に振り回され 3回名字が変わるという複雑な環境で生活している
森宮壮介(演:田中圭)優子の義父 梨花との結婚式直前で娘の優子がいることを知らされた 優子との距離感に困惑しながらも 優子を大切に思っている
早瀬賢人(演:岡田健史)
優子の高校の同級生で ピアノが得意
みぃたん※幼少期の優子(演:稲垣来泉)
友達思いで泣き虫 いつも みぃみぃ泣いていた事から みぃたんと呼ばれだした 義母の梨花を慕っており 梨花に言われた通り 頑張って笑顔を作る努力をしている
梨花(演:石原さとみ)
再婚を繰り返している奔放な女性に思えるが 本当は優子の幸せを一番に考えて行動している
水戸秀平(演:大森南朋)
梨花の最初の夫で優子の実の父親 仕事でブラジルへ行く頃を決意するが 梨花に反対され 優子も梨花も日本に置いたまま 単身で行く
泉ヶ原茂雄(演:市村正親)
梨花の2番目の夫 梨花は優子にピアノを習わせる為 再婚したが 優子の事はとても大切にしてくれた
水戸香織(演:安藤裕子)
優子の実の母 優子が幼い頃に死別した為 優子には母親の記憶がない




そしてバトンは渡された 考察

引用:Twitter

映画の公式サイトには「2つの家族 親たちがついていた命懸けの嘘と秘密とは?」とありますが どうゆう意味なのでしょうか?




嘘をついていたのは梨花です 優子の実の父親である水戸がブラジルに行って間もなく 優子は何通も父に手紙を書きました それを送付する様 梨花にお願いしていました しかし父からは一切返事が来ず その後 会う事もありませんでした

水戸は何度も優子に会いたいと手紙を書いていたのに 梨花は優子が父の元に行ってしまうのではないかと思い 水戸からの手紙を全て隠していました




秘密

秘密を抱えていたのも 梨花の事です 泉ヶ原の家を出て行った後 職場の健康診断で重い病気が見つかり このままでは優子に迷惑がかける事になる為 親の資格はないと考えました

そして自分の代わりに優子の親になってくれるのは 同級生である森村しかいないと 優子を託し 自分は身を隠したのです

泉ヶ原はそういった事情を全て知っていたからこそ 森宮との再婚を許しました




2つの家族

また続編があるのでは?と考察されている方もいらっしゃる様ですが Keimy的考察は 血のつながりがない義父の森宮血のつながりのない梨花&優子の事ではないでしょうか?




みんなの感想




そしてバトンは渡された まとめ

察するに バトンは主人公の森宮優子だと思います 実父の水戸→梨花→義父の泉ヶ原→梨花→義父の森宮→夫の早瀬 と優子がバトンになってリレーしているのだと考察いたします

子供を愛するが故の 大人の嘘と秘密 人と人との繋がりを大切にする とても温かい話ですね 涙涙の胸が苦しくなる話かと思っていましたが とても心温まる内容です 登場人物の誰目線で観るかもとらえ方が変わってくるのではないでしょうか?

まだご覧になってない方 是非!

最後まで読んでくださり ありがとうございました(・ω・)/